唐澤塾
唐澤豊が情報通信技術+経営術+人生術+創造性を中心に一期一会を追求する私塾
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河合弘之弁護士が監督したドキュメンタリー映画「日本と再生」は必見
28日に、ある技術士会で、この映画を観ました。
ちょっと長いのが玉に傷ですが、素晴らしいドキュメンタリー映画です。

「日本と再生」 光と風のギガワット作戦 映画チラシ:
日本と再生チラシ表LR

日本と再生チラシ裏LR

河合弘之弁護士監督 映画『日本と原発』『日本と再生』公式サイト:
https://t.co/Jf486YQHcN

この映画は世界各国での取材をまとめたもので、大変参考になる情報が満載ですが、それらの中で、感銘を受けたことがふたつありました。

ひとつは、中国ではこれから80基以上の原発を作るんだよ、エネルギー資源の無い日本も再稼働はもちろん、新設もしなくてはいけない、という意見を言う人がいます。しかし、この映画の中でインタビューされた中国のエネルギー関係の役人は

「日本での事故の教訓から、風力を中心とした自然エネルギーによる発電に中国はシフトしており、原発依存はもう昔の話だ」

という回答でした。

原発はコストが安いということを言う人がいますが、それもフクイチ事故が起きる前の話で、廃炉コストや事故対応費用への積立金を入れると、原発による電力コストは何よりも高くなっているのが現状ですから、この中国の最新事情は、納得させられるもので、非常に心強く感じました。

また、インドの政府関係者へのインタビューでも

「インドは原発導入を考えていない。自然エネルギー活用に積極的に取り組んでいる」

ということで、行政府やマスゴミが報道していることとは違うようです。

もうひとつは、この映画で

「米国の国防省は自然エネルギを増やして将来は25%くらいまでにしたいと言っているが、それは殺人のための米国軍隊の経費削減策であって、世界最大の米国軍を継続させるためである訳だから、世界平和という観点からはどうなのか?」

というインタビュアーの質問に対する回答が

「世界の紛争の殆どは石油資源の争奪戦であるから、石油を使わないで自然エネルギーにシフトすることになれば、紛争・戦争は無くなるでしょ?」

という回答にも大変感銘を受け、そうなって欲しいと思いました。

やはり、日本の資源エネルギー庁が考えている、原発はベースロードであり、将来にわたって、総発電量の25%を確保すべきというのは、世界のエネルギー動向からすれば、全く的外れで遅れているということが、この映画から理解できました。

そして、原子力発電を継続するためには核燃料サイクルは必須であるという考えは、人間が制御できないことが明確になった今は、これも的外れであり、同意するのは世界でもフランスくらいだろうと思われ、日本原子力ムラの最後の悪あがきであり、そのトバッチリを受けるのは、東芝、日立、三菱等、原子力産業を維持しようとするこれら大企業の社員たちであることは、東芝の惨状からも明らかでしょう。

皆さんご存知かどうか、電気、電気通信などの事業に関わる人たちの中には

「原発は停止中も稼働中もコストは大して変わらないから再稼働すれば、発電コストも下がるからいいんだよ!」

とプライベートの場では暴言を吐く人たちが結構います。この議論は間違っていて、過去のコストで比較しているんであって、現在は、廃炉コスト、事故対応経費を加えたら、そもそも原発による発電コストは他の発電方法に比べて最も高くなっていることを無視した、あるいは隠蔽した議論です。

また、こうした意見は、築地市場の豊洲移転問題でも似たような議論として、

「もう豊洲に作ってしまって莫大な費用を注ぎ込んだんだし、維持費が掛かっているんだから、早く移転すればいいんだよ!」

という人がいますが、生鮮食品を扱う場として安心できるか?ということと、使い勝手が誠に悪く、安全が確保できるか不安だという業者や建築家の意見にどう対応するのか?が重要な訳で、フクイチで事故を起こして、その事故対応も廃炉も目途が立たない原発を再稼働して安心・安全は確保できるのか?ということを無視した意見であり、再稼働をしてはいけない状況であるのは明白でしょう。

河合監督は「日本と原発」というドキュメンタリー映画も制作されており、私は映画館で観ようと思っていながら、結局機会を逃したので、「日本と原発 4年後」というDVDが2月25日に発売されているから、観てみたいと思っています。

日本と原発:
http://www.nihontogenpatsu.com/nihontogenpatsu

DVD『日本と原発 4年後』発売決定!
http://www.nihontogenpatsu.com/news/dvd_4yearslater.html

ところで、水力、火力、原子力に替わるエネルギーとして「再生可能エネルギー」という言葉と「自然エネルギー」という言葉があり、どちらかと言うと「再生可能エネルギー」の方がより多く使われている感じがしますね。
しかし、私は「自然エネルギー」を使うべきだと考えています。

なぜかと言うと「再生可能エネルギー」と言うと、原子力ムラの人たちが同調して

「そうだそうだ、原子力はCO2も出さないクリーンな再生可能エネルギーだ。だから核燃料サイクルも必要だ」

という議論に繋がってしまうので、この後に及んでも、人間がコントロールできない核燃料サイクルのフランスとの共同研究・開発や実験炉建設を阻止するためにも、

水力、太陽光、風力、地熱、波力による発電は「再生可能エネルギー」ではなく「自然エネルギー」発電

と呼ぶべきだと思います。
実際にこれらのエネルギー源をリサイクルして再利用している訳でもないですよね?

また「原子力発電はCO2を出さないクリーンな発電方式だ」というのも間違いで、ウラン鉱石の掘削・採取から始まり、核燃料に精製するまでに使われるエネルギーはCO2を出している訳であり、また原発稼働中も停止中も原子炉と使用済核燃料を冷やすために冷却水を循環させ、排水される水は高温になったまま海水に放出されるため、周辺の海水温度を上げて、生態系に影響を与えている訳で、決してクリーンはエネルギーではない訳です。
実際、原発が止まった若狭湾など日本海側では、今まで消えていた魚介類が湾に戻って来たという報告もあるようです。

唐澤豊@唐澤塾
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かにひら
今日は節分ですね。

豆まきをして自分の年齢の数だけ食べる、というのは全国、どこでもやっていると思いますが、
正しくは、今年1年の無病息災を願って、現時点の満年齢+1を食べるのだそうです。

さて、節分には柊の枝と鰯の頭を玄関などに飾るのが一般的なようですが、
私の生まれた南信州では「かにひら」と和紙に書いて、家のあらゆる出入り口に貼ったものです。
かにひら四角

かにひら縦

子どもの頃は書かされましたが、何の意味か知らずに書いていました。
調べて いると「かに」はサワガニのことで、昔はサワガニを枝に刺して、柊の枝と一緒に玄関などに飾ったそうです。
毎年、今の時期に、サワガニと柊の枝を探すのは大変なので、紙に「かにひら」と書いて省略したようです。

今、ベランダには、30センチ位になった柊の木の鉢植えがありますが、元々は、柏に住んでいた時、
鳥が運んだ種から芽が出たらしく、数センチのものを鉢に植えていたもので、松など、他の盆栽は大き過ぎるので、
置いて来たのですが、これだけは小さいからと西浅草に持って来たものです。

170203柊LRS

我が家では、年中、柊が邪気の侵入を防いでくれている訳です(と思い込んでいます)。

最近は関西の風習だった恵方巻を食べるというものがコンビニやスーパーの商戦に乗って関東にも広がっていますが、
これは鬼とは関係がない感じで、関西らしい、商売繁盛という考えが背景にあるような気がしますね。

唐澤豊@唐澤塾

コンピューターは人間を超えるか?
以下の投稿が日本躾の会の会報「ふれあい」#360、2016年11月号に掲載されました。

コンピューターは人間を超えるか?

ポケモンGOとは

最近話題になっているポケモンGOであるが、

写真1ポケモンGOの待機画面

技術的には、AR(拡張現実)技術を使い、カメラから観たその場の映像の中にポケモンとそれを捕獲するためのモンスターボールが表示されることだ。

写真2ポケモン捕獲画面wAR2

この機能が、中国やロシアなど、自国の軍事施設等を米軍に監視される、と利用禁止措置を取っている国がある。しかし、この機能はポケモンを捕獲するには、距離感が掴みづらいので、殆どの利用者はこの機能を使わず、お仕着せの画面に切り替えて使っているから、カメラ機能を切れば良いだけだ。

写真3ポケモン捕獲画面1

捕獲用の道具を獲得するには、登録されている公共的な施設(神社仏閣、郵便局、公園など)の前や店舗前などに行く必要がある。これが新しい機能であり、引き籠りの若者が外に出る動機になったと各国から報告されている。
また、いつ、何をしたかという利用履歴(ぼうけんノート)や捕獲したポケモンの図鑑、手持ちの道具などの情報はクラウドに保存されており、不具合や操作ミスなどで、再起動や再インストールをしても、それまでの情報は保持されている。それが、米国政府機関により個人情報を覗かれるのではないか?と騒がれているが、このゲームに限らず、電子メール、SNS、ブログ等への投稿もテロ対策のために必要とあれば、今でも覗かれているので、殊更にポケモンGOだけの問題ではない。
そして、移動速度が歩行速度以上になると、利用制限を課すようなので、最初の頃、マスコミ報道にあったような自転車や自動車に乗りながら利用することによる事故の問題は、今は起きていないと思われる。利用者による歩きスマホで、自転車や自動車とぶつかる、という問題も、少し使ってみると、歩きながら利用することはポケモンの捕獲や道具を入手する

写真4ポケスポット

には不利なので、それもメール利用者などよりは寧ろ少ないと思われる。

利用を規制する企業も

ある国際的企業は、会社内だけでなく、通勤中も利用禁止令を出したという。就業中だけならいざ知らず、通勤中まで利用を規制するのは社員の自由を奪うことになり、行き過ぎだろう。自社の事業へのリスクを十分検討してから決断すべきではなかったのか?

ポケモンGOの新規性

ポケモンGOには事業方式の新規性ある。それはポケスポット(写真四)と呼ばれる道具を無料で獲得するための唯一の場所があちこちに設定されているのだが、実際に歩いて個々に確認するとびっくりする。その数の多さだけでなく、普通では見落としそうな路傍の石像、アーケードやビルの壁や屋上の看板やオブジェなど、様々なものの前に設定されている。既存の詳細地図には無いものが多数ある。
これらの写真を撮り、登録するのは相当な手間暇が掛るが、どうやって実現したのかとずっと疑問に思っていた。それは、利用者が申請して許可されたものが登録されるという利用者参加型で短期間に構築したのだと判明した。これは、ポケモンGOを開発した企業の前作ゲームが最初だと思うが、今後、様々な事業に利用者参加型が取り入れられるだろう。
日本マクドナルドは、全店舗をポケスポットにしていることで、集客効果が出ているそうだ。更に色々な企業との提携があると思われ、その点も注目される。地方自治体も観光客獲得のために提携を決めたが、消費者相手の企業も、従来の広告とは異なり、集客に直接貢献する手段として注目し始めている。
こうした新規性を持つ事業を一部の不心得者の存在だけから制限して良いのか?クールジャパンを世界に広げるチャンスではないのか?

コンピューターは人間を超えるか?

今、情報通信業界では「人工知能はどこまで進むのか、人間の能力を超えるのか?」と喧々諤々の議論がされている。人工知能を駆使した囲碁プログラムと韓国のプロ棋士が対戦してプロが負けたことも、議論に拍車を掛けている。
例えばホーキング博士は「今後百年以内に人工知能が人間を超えるだろう」と警告しており「人工知能が人類を超える時、人工知能に人類と協力する目的を持たせる必要があり、また人工知能の開発は人類が制御できるように進めるべきだ」と述べ、起業家のイーロン・マスク氏は「人工知能は核兵器よりも潜在的な危険をはらむため、我々は細心の注意を払う必要がある」と述べている。
学者・研究者への調査では、人工知能が人間を超えるのは時間の問題と大多数が捉えている。しかし私は、人工知能を考案するのは人間であり、故に人工知能は人間を越えられないと考えている。
最近、人工知能でやっている創作的活動も、良く考えてみれば学習と言う名の巧妙な盗作のようなものであり、それを許していいのか?という著作権法上の問題もある。
人工知能もコンピューターの最も知的な応用分野である。従ってコンピューターが人間を超えるのか?というと、計算能力などは既に超えているが、単純なことを早く行うように設計されているだけで、最先端の人工知能ですら、人間の創造性を超えることはできないと思うから、コンピューターがあらゆる面で人間を超えることはないと考えている。

全ての原発は廃炉にするしかない!
10月25日に国際環境NGOグリーンピースが発表した下記ニュースによると、

フランスの原発で蒸気発生器や原子炉圧力容器の鋼材から基準値を超える炭素濃度が発見され、原子力安全局
(ASN)は、仏原子炉メーカーのアレバ社に調査を命じ、その結果、原発を保有するフランス電力会社(EDF)社が
保有する原子炉12基の運転の停止を命じました。12基には日本鋳鍛鋼株式会社が日本において製造した鍛造部材
を含む取替用蒸気発生器が使われ、日本の原発でも同様の問題が懸念されます。


従って、フランスでは、日本製の原子炉格納容器の脆弱性が発見され、12基の原発が停止されたということです。
記事にあるように、日本の原発の原子炉格納容器は、ほぼ、これら2社が製造したものです。
更に、日本では、40年を超えた原発も再稼働したり、しようとしていますが、とんでもないことで、そうした原子炉は
大量の放射線の照射を浴びて、脆弱になっていますから、再稼働など、とんでもない話だということが、これで明確
になった訳です。

2016/10/25 グリーンピース報告書
『日本の原子炉に導入された一次冷却系部材、炭素異常に関するレビュー』 発表:

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2016/pr201610252/

これから、全ての原発を廃炉にすべく、政府と電事連に働き掛け続ける必要があります。

皆さん、「全原発を廃炉に!」のスローガンの下、一刻も早く、原発を無くしましょう!
躾読本「しあわせに生きる」を冨山房インターナショナルから11月3日発売
私も理事の末席を汚しております日本躾の会は、36年間、躾啓蒙活動をして来ました。その集大成である躾読本
「しあわせに生きる」が冨山房インターナショナルから11月3日発売されます。

しあわせに生きるブログ用

昨今、世間を騒がせている事件からすると「躾=お仕置き」と勘違いしている親が多くなったと思います。
多くの皆さんにこの本を読んで頂ければ幸いです。

既にアマゾンで予約ができますので、皆さん、お知り合いにも教えてあげて下さい。

わたしたちがきちんと
生きていくためにたいせつなこと
〔子どもと親の生活ノート〕
「しあわせに生きる」
定価1,400円(税抜き価格)

現在、心を考えずに、お金やもの、べんりさ、早さが優先の社会になり、経済は
大きくのびましたが、生活は貧しく、日本人ほんらいの心がさびしい社会になってしまいました。・・・
ぜいひ流れを変えて、日本人として人間らしい豊かな心をもって、世界のためにつくしていただきたいものです。・・・
どうか、親と子で、おとしよりとこどもたちで、この本をいっしょに読んでお話し合いをしていただきたいと思います。
   ~「この本を読む子どもとおとなのみなさんへ」より~


アマゾンのページはこちら

ITのメリット・デメリット(後編)
日本躾の会の機関誌「ふれあい359号」に高度情報インターネット研究会の座談会、
後編が掲載されました。
TPPの議論の中で、遺伝子組み換え食品の問題について、私を含め、多くの人が誤解していると思いますので、
良く読んで頂ければ幸いです。


ITのメリットデメリット#2-1
ITのメリットデメリット#2-2
ITのメリットデメリット#2-3
ITのメリットデメリット#2-4

ITのメリット・デメリット(全編)
日本躾の会の機関誌「ふれあい357号」に高度情報インターネット研究会の座談会が掲載されました。

ITのメリットデメリット1
ITのメリットデメリット2
ITのメリットデメリット3
ITのメリットデメリット4
ITのメリットデメリット5

ブログ「情報通信今昔 / ICT Now & Ago」を始めました
ブログ「情報通信今昔 / ICT Now & Ago」を始めました。
http://ictnowago.blog.fc2.com/

マイクロプロセッサーの黎明期からIoT/IoEまでを書いて行こうと思いますので、お暇な折には覗いてみて下さい。
浅草に引っ越しました
6月27日に、35年間住み慣れた柏市から西浅草の小さな小さなマンション(というより鉄筋のアパート)の小さな部屋を
借りて引っ越しました。
古稀を迎え、終活の第一ステージですが、まあ捨てるものが多かったこと!
リサイクル業者にも引き取って貰えないもの、近所の人たちに欲しいものはあげますと無料ガレージセールをやっても、
貰ってくれたのは小物ばかりで、合計で1トン半以上の粗大ゴミを柏市の北部クリーンセンターに運びました。
3回だけは、一人では車に積めない重いものを近所の方に手伝って貰いました。感謝感謝です。
いや~もう足腰に来てヘトヘトですが、引っ越した先はエレベーターの無い3階なので、上がり降りで足がガクガクです。
やっと荷物を片付けたというか、収めて積み上げたところで、地震が来たら、荷物の下敷きになってしまいそうな状況な
ので、もう少し不要なものを捨てて整理する必要があります。
河童橋通りまではワンブロックなので、面白そうな店が軒を並べており、当分飽きることはないと思います。
[READ MORE...]
躾啓発の重要性を再認識
日本躾の会の会報「ふれあい」352号に下記投稿が掲載されました。

躾啓発の重要性を再認識 モヨ(株)代表 唐澤 豊

昨年十月三十日の朝日新聞デジタル版(ウェブサイト)の「声 どう思いますか」に長崎県の中学校教員(男性)が
「躾とは我慢を教えること」という投稿をして、議論になっていたという。その要旨は;
“登校中の小学生で、茶髪や奇抜な頭髪を見かける。中学校に来たら指導が大変だろうと思う。一般的に、そんな
子の親は「人に迷惑はかけてないからいいじゃないか」と言う。その論理に立てば、ピアスもネックレスも許される。
指導もいらない。校則が無い方が教員にとっては楽に違いない。本当にそれでいいのか。”
“「褒めて伸ばす」とか「個性の尊重」は悪いことではない。しかし、それは基本的な躾があった上での話だ。

私は、躾というのは子どもに我慢を教えることだと思っている。

そして、基本的な躾は親の仕事のはずだ。”
“保護者と教員の思いがすれ違うことが増えているように感じる。学校は集団で生活するところだ。子どもたちは
教科の学習をするだけでなく、社会のルールを学び、社会性を身につけていく。そのために我儘は殆ど許されない。
親は、学校での指導が何のために行われているのか冷静に判断して欲しい。”
というものだ。
私は中学校の教員がこんな考え方で生徒たちを指導していることにびっくりした。躾は決して我慢を教えることでは
ないだろう。こんな考えだから、世の中では躾は古い考え方だと嫌われるのだと思う。そして躾のためと称して酷い
体罰を与える親が増えるのだ。
更に、この投稿に対するコメントでも、岐阜県のNPO職員(男性)は;
“躾とは、多分に「押しつけ」だと私は思う。我儘を通すのが子どもの本性である。子どもの言い分に誠実に耳を傾
けつつも、毅然とした態度で臨むべき時は、妥協してはいけない。”
それに対して、神奈川県の高校教員(男性)は以下のようにコメントしている;
“髪を染めたり、ピアスをしたりすることが、なぜいけないことなのか。「校則で決まっている」「学校にふさわしくない」
「体を傷つける」など、教員は様々な理屈を並べたてる。”
“しかし、それは「あるべき生徒像」という教員の私的な好みや趣味を、子どもたちに押しつけているだけではない
だろうか。「我慢を教える」と言って正当化するのは、戦中の国民服やパーマ禁止を彷彿とさせる。悪しき統制主義
でしかないと思う。”
“学校で徹底しなくてはならない社会のルールというのは、「他人に迷惑をかけない」という公共の福祉の考え方の
範囲内であるべきだ。”
“茶髪やピアスなどについては、本人の決定に委ねる以外にない。それが、憲法十三条が要請している個人の尊重
の精神である。”
ということで、真向から反対している。私も「他人に迷惑をかけないこと」という考えで我が子を育てて来た。
また、島根県の介護福祉士(女性)は;
“身なりがどうあれば相応しいかは、社会に出る日が近づけば自ら学びます。学校は、子ども自身が学び取る力を
信じ、自分の頭で考えて判断する機会を奪わないようにするべきです。そして、子どもと一緒に考え、話し合って、
変えるべきルールは変えていき、社会は自分たちの力で変えられることも学ばせてはどうでしょうか。”
とコメントしている。この女性が指摘しているように、日本の学校教育で欠落しているのは「自分の頭で考えて判断
すること」「自分の考えを明確に主張すること」で、それが出来ない人が多いから、海外に出て活躍できる日本人も
日本企業も非常に少ないのだと私は考えている。
躾に対する誤った考えの人間が多いようなので、これからますます躾啓発が重要だと再認識した次第であり、
具体的に何をして行けば良いか、いくつかの案を考えているところなので、理事会に諮って相談して行きたいと思う。

唐澤豊@唐澤塾



PROFILE
唐澤 豊
  • Author:唐澤 豊
  • 還暦を期に長髪から一気に坊主頭にしました。これから20年間、第2の成人を迎えるまではこれでいこうと思います。でもやっぱり冬は寒いし、夏は暑いので、帽子を愛用しています。
    ●情報通信業界の米国系企業を中心に40年間、営業以外の仕事はほとんど経験。技術以外には、マーケティング・ブランディング、組織論、人事評価制度、企業文化なども経験。今まで3つ会社を始めましたが、被買収・売却などの後、4つ目の会社を後任に任せたところで、一昨年、仲間2人ともうひとつ会社を設立し、非言語コミュニケーションのサービスを開発中です。
    ●経営労働管理士。日本躾の会理事。
    ●音楽(ビートルズ、S&G、フォーク、ニューミュージック等)、グラフィックデザイン、水彩画を趣味とするので、マルチメディア技術の活用に大いに期待しています。読書、宇宙の真理探求が最近の趣味。ストレッチ、真向法、西勝造先生の西式健康法を実践中。
    ●故津留晃一さんの著作や講演録(CD)に触れて「人生の目的は体験することである」ということに納得しています。
    ●詳しいプロフィールは「自己紹介」のカテゴリーにあります。
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