唐澤塾
唐澤豊が情報通信技術+経営術+人生術+創造性を中心に一期一会を追求する私塾
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「あまちゃん」総括
連続テレビ小説「あまちゃん」について、いい歳の大人がSNSやブログで騒いでいるが、
私は最初から最後まで、放送を一度も見ていない。

なぜか?

犬HKのニュースもドキュメンタリーもドラマも見る価値はないことが判ったからだ。
番組はプロデューサーやディレクターの筋書通りに制作・編集されているのだ、
ということを、自分でも2度直接彼らと話したことと、知り合いの経験談から確信したから、
見ないことにしている。

彼らは米国が日本占領政策として、3S(スクリーン、スポーツ、セックス)に国民の目
を向けさせて、占領軍や日本政府を批判させない愚民化の一端を担って来たのだ。
国営放送と言っても過言ではない犬HKは、政府の御用放送局であり、忠実に、かつ巧妙に
この愚民化政策のための番組を作って来たのだ。

考えてみて貰いたい。毎日、起きている時間の24分の1以上の時間を「あまちゃん」など
というテレビドラマのために大の男が一喜一憂して、それをブログやSNSに書いて、
それにまたコメントを書いているわけだが、そんなに、今の日本は平和で暇なのかと。

福島第一原発事故は収束の目途は立っているのか?、TPP加盟は国益に反しないか?、
秘密保全法を成立させていいのか?、2020年に東京で世界中から若いアスリートやお客様
を招いてオリンピックを開催する環境なのか?ジャーナリズムの欠けらもないマスゴミを
放置しておいていいのか?既得権益を守るためには国民のことなど考えないような官僚や政治家
を野放しにしておいていいのか?

日本国民の目の前には課題が山積ではないか?テレビドラマにうつつを抜かしていていいのか?

そう思っていたところ、辛口の論評をメルマガ、ツイッターなどで発している兵頭正俊さんが
首記のようなタイトルのメルマガを3回に渡って発信されていた。

その中で、やはり私が想像していた通りだったのだと確信する記述があったので、
ここに抜粋して紹介したい。

世のなかは「あまちゃん」賛歌で溢れている。作品が面
白い、という評価の一部にはわたしも賛成する。しかし
この作品には、笑ってばかりもおれないものを感じる。

日本人は熱しやすく冷めやすい。東京オリンピック開催
でもそうだが、その熱しているところに、人より早く警
鐘を鳴らすと、猛烈な反発を招く。

これは困ったものだ。文学の世界で村上春樹、脱原発の
世界で小出裕章などは、すでに批判がタブーの神々であ
る。


確かに、こういうところが日本人にはあるように思う。
誰でも間違いや勘違い、不勉強もあるのだから、ひとりの人間が発信する情報が全て正しい
とは限らない。
それが既に愚民化政策に洗脳された結果だろうと思う。

ある調査によると、日本人のマスコミ報道の鵜呑み度は70%で、米国人の約2.5倍、
英国人の約5倍と大きな差である。情報民度だけでなく、民主主義度も同じだろう。
70%の日本人は犬HKのニュースやドキュメンタリーを観て、そのまま信じているのだ。
それに比べて英国人はたったの14%だという。そこから独立し、自分たちで国を作った
米国人ですら26%だ。彼らは政府の情報やマスコミ報道を鵜呑みにはしないのだ。

そして、肝心なところは、以下の論評である。

岩手県久慈市が舞台になった。宮藤官九郎は、「(震
災の話題を)やらないのも嘘、それだけをやるのも嘘」、
「(震災なしで書くのもありかもとは)思えなかった」
と語っている。

ドラマを見ればわかるように3・11は、形式的に取り上
げられてはいる。

ところが、不思議なことに、3・11以前と以後とでは、
人の心も風景も変わらないといけないのに、「あまちゃ
ん」では何も変わらない。

まるでこの国の原子力村を中心とする為政者たちが、福
島第一原発事故をなかったものにする政策に寄り添うよ
うに、「あまちゃん」の世界では放射能汚染がまったく
取り上げられない。

かすかに「風評被害」の言葉が出演者から出たことはあ
ったが、それも食の安全を強調するものであって、登場
人物たちの間で話題が深まることもなかった。

3・11以前と以後とで何も変わらない、という作品思想
がもっとも端的に現れたのは、ドラマの舞台を海岸沿い
に設定しながら、 3・11で登場人物は誰ひとり死ななか
った設定である。


やはりなあ・・・と私は思った。
これでは東電や政府・官僚の思うツボではないか!
目の前に山積する問題から意識を逸らせることができるわけだから。

誰も死なず、誰も変わらず、誰も原発を語らず、誰も放
射能汚染を口にしない。

「何も起きなかったんだよ。笑っておれば放射能など怖
くない」という為政者の棄民のリフレインが「あまちゃ
ん」からはこだましてくる。

その意味では、もっともあまちゃんだったのは、脚本を
手がけた宮藤官九郎だったといえなくもない


そしてこんなドラマを見て一喜一憂しているいい大人も「あまちゃん」である。
その時間にもっと情報収集し、考え、語り合うことがいっぱいあるだろうに!

唐澤豊@唐澤塾

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「地震予知は可能」上田誠也東大名誉教授に聞く@時事ドットコム
「地震予知は可能」上田誠也東大名誉教授に聞く@時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/v4?id=20130911_earthquake_prediction0001

この記事で興味深いことが2つある。

ひとつは、地震学会は、地震計をあちこちに沢山設置し、起こった地震を計測・分析しているが、
予知はできない、しない、ということで、予算はいっぱい使って来て、原子力ムラのように、
地震ムラを構成し、予知にはお金を回わさない、ということだ。

もうひとつは、VAN法という地震予知の方法がイタリアで研究され、結果を出しているということ。
これは地電流を計測して変化を見るという方法で、以前にも紹介したが、茨城県の柿岡にある
気象庁の地磁気観測所で計測しており、311の時にも明確なデータで、地震が起きることを
示していた。
http://www.kakioka-jma.go.jp/

このデータをもっと活用すればいいと思うのだが、それを阻止しているのが地震ムラなのだろう、
と思ったが「観測所について」を読むと、下記のように書かれている。

地磁気観測所では、こうして得られた観測データをもとに、観測に使用する測器の改良や
観測技術の開発、超高層物理現象の解析、火山噴火・地震予知などを目的とする調査・研究
を行っており、これまでに多くの成果をあげてきました。また南極におけるオーロラなどの
超高層物理の研究・観測のために、これまでに何度か越冬隊員として職員を派遣し南極観測
事業に協力しています。その他大学や研究機関においても、通信障害の予報や磁気図作成など
のための重要な資料として使用される他、世界中の研究者に利用されています。


火山噴火・地震予知などを目的とする調査・研究」と明確に書いているのだが、このことは
一部の専門家だけが知っているということで、広く衆知されていないのではないかと思う。
現に、この上田先生もご存じであれば、柿岡のことを話しているはずではないかと思う。

また、今の時代だから、ここでの観測データを基に、予知情報をブログ、ツイッター、メール等
で知らせるようなサービスを気象庁もやるべきではないかと思う。

唐澤豊@唐澤塾
「リニア新幹線VS東海道新幹線シミュレーション」について
「つぶやきかさこ」というブログの下記内容がツイッターで紹介されていた。
http://kasakoblog.exblog.jp/21083613/

最初は、ほ~、そうか~、と思ったが、何か変だと思い、西村京太郎の鉄道サスペンスものを
観るようなつもりで、トリックはないか、考えてみた。

品川名古屋間が40分のリニアと、
のぞみで1時間41分の在来新幹線とで

大差ないはずはないだろうと。

【以下転載】

リニア新幹線VS東海道新幹線シミュレーション。たいして時間は変わらない驚愕の結果

東京ー名古屋を40分でつなぐ「夢の超特急」リニアの計画概要が発表されたが、
本当にリニアは早いのだろうか?
東京駅から歩いて10分の大手町オフィスに勤めるビジネスマンが、
名古屋に14時頃に出張に行く場合のシミュレーションをしてみた。

<リニア新幹線>
オフィス12:10
↓徒歩
東京駅12:19
↓山手線
品川駅12:30
↓徒歩
品川地下ホーム12:50

品川地下ホーム13:00
↓リニア
名古屋地下ホーム13:40
↓徒歩
名古屋駅13:50
↓徒歩
名古屋の会社14:00

<東海道新幹線>
オフィス12:00
↓徒歩
東京駅12:10
↓新幹線
名古屋駅13:51
↓徒歩
名古屋の会社14:00

リニアの品川駅は地下40メートルにホームがあるため、
在来線からの乗り換えに20分以上かかるという。
リニアの名古屋駅は地下30メートル。

上記のようにシミュレーションしたら、たいして時間は変わらない結果に。


【以上転載】

トリックは大きく分けてふたつある。

ひとつ目は、ここで想定している出発地点である。
大手町にオフィスがある会社から名古屋のオフィスまで、という想定だから、
品川発のリニアと東京発の在来新幹線では東京品川間の時間に差が出る。

リニアに品川から乗るための、

東京駅12:19
↓山手線
品川駅12:30
↓徒歩
品川地下ホーム12:50

この間の合計31分が、
東京から在来新幹線で品川までの時間は6分である。
ここで在来新幹線の場合は25分も短縮されている。

ふたつ目はリニアの品川駅の深さは40メートルとあるが、これは都営地下鉄の大江戸線の例から
こんなものと考えて良いだろう。
大江戸線の最深駅は六本木駅で42.3メートルとある。
この駅を降りて、全力疾走した人(といっても途中からはハーハー言ってヨタヨタしている)が
3分20秒という映像があり、普通に歩いて、倍として約7分だ。
当然、エレベーターもエスカレーターも設置するはずだから、上下する時間は10分くらいでは
ないかと思われ、20分は多過ぎるだろう。

そうすると、品川と名古屋で10分づつ違えば、合計で20分違うことになる。

フェアに比較するのであれば、オフィスは品川にある場合にしないと、品川駅までのアクセス時間
で大きな差が違いが出るから、羽田から飛行機に乗って大阪梅田に行く場合と在来新幹線で行く場合
の違いのように出発地点や到着希望時間によって、大差がなくなるのは、既に多くの人が周知のことだ。

品川駅から徒歩10分の場所にオフィスがある場合で比較すると、以下のようになる。

<リニア新幹線>
オフィス12:07
↓徒歩
品川駅12:17
↓エレベーター
品川地下ホーム12:27
↓リニア
名古屋地下ホーム13:07
↓エレベーター
名古屋駅13:17
↓徒歩
名古屋の会社13:27

<東海道新幹線>
オフィス12:07
↓徒歩
品川駅12:17
↓新幹線のぞみ
名古屋駅13:51
↓徒歩
名古屋の会社14:01

従って、リニアの方が34分早い、ということになる。
リニアの料金は在来新幹線+700円程度という情報をどこかで見たが、
34分で700円というのは早いから便利と考えるか、その程度の差では高いと考えるかは
それぞれの価値観によるだろう。

実際には、前述したように、出発地点が渋谷、新宿、上野、錦糸町、横浜などによって、
品川駅か、東京駅か、新横浜駅か、どの駅が近いかにもよるので、個別に比較する必要がある。

また、リニアは殆どがトンネルだから、40分間仮眠して行こう、という場合と、富士山など、
途中の景色を見て行きたい、という場合もあるだろう。

私の場合は、自宅から実家まで、現状5時間40分が、リニアが開通すれば、2時間20分くらいになる
と予想されるので、期待している。

唐澤豊@唐澤塾
日本のプランB:東大名誉教授、石井吉徳氏
一昨日の夜、大学のOB会で、もったいない学会会長の石井吉徳東大名誉教授の講演をお聴きした。

地球は有限資源は質が全て:http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/
石井吉徳blog:崩壊する石油文明、東京文明の行方:http://oilpeak.exblog.jp/

演題は「地球は有限、資源は質が全て~東京文明の行方~」ということで、
2020東京五輪や福島第一原発事故のことも含めて2時間の講演と質疑応答の後、
更に2時間の懇親会でも質疑応答が続いて、なかなか有意義な時間であった。

先生のお話はこれで2度目で、3月にもお聴きしている。
エネルギーを考える上で、最も重要で、多くの学者たちも理解していないのは、
エネルギーの質ということで、それはEPR(Energy Profit Ratio:エネルギー収支比)で
表される指標を比較する必要がある。
それは生産されたエネルギー量と、それを得るために直接・間接に投入されたエネルギー量
との比率のことで、値が大きいほどエネルギーの質が高いということだ。
石油、石炭、天然ガス、原子力、風力、太陽光などに加え、最近話題のシェールガスや
メタンハイドレートなどのEPRを見てみると、その差がわかり、話題のこれらの可能性は
資源としては低く、その最大の理由は石油は濃縮されていて、ボーリングすれば自噴するが、
これらは分散されているので、採掘・濃縮するのに多大なエネルギーを使うということだ。

ウランにしても、濃度の低いウラン鉱石から、精製し、濃縮されたペレットにするまでに
多くのエネルギーを使っており、EPRは低いのだが、原子力ムラの学者、電事連の各社トップ、
経産省の官僚などは東大卒の秀才が多く、彼らは地球の従来資源はやがて枯渇するから、
地球文明を維持するためにはウランを使わないといけない、それも有限だから、リサイクル
すれば永久に使える、と信じている確信犯だとのことだ。

秀才は自分が一番優秀だと思っているから、得てして他人の言うことを聞かない。
だから、地球文明維持のために日本の原子力発電は再稼働しなければならない!
と思い込んでいる確信犯だからたちが悪い!

それに対して石井先生は、

1. ウランは有限である
2. 核燃料サイクルは人間が制御できるような簡単なシステムではない
3. 使用済み核燃料の処理方法は目途が立っていない

という3つの理由から原子力発電は止めるべきと原子力ムラの関係者に話をされているとのこと。

さて、副題の「東京文明の行方」とはどういうことなのか?事前に参加者からも問い合わせがあって
参加者には興味を惹かれるタイトルだ。

それは「脱東京文明戦略:日本のプランB」ということで、東京の中心地の3キロメートル内に
日本の全ての中枢が集中しているが、それはリスクが高過ぎ、東京直下型地震が来たら(それは
いつ来るかは分からないが必ず来ることは地球物理学的に明らか)日本は終わである、ということだ。

ミュヘンの再保険会社が世界の主要都市のリスクを評価しているが、東京・横浜がダントツ1位の
高リスクで、大阪・神戸・京都も4位であり、消防庁のサイトにこの情報がある。
http://www.fdma.go.jp/html/new/pdf/1512_tiiki_2.pdf

石井先生が指摘されたことで、成る程と思ったのは、東京の高層ビルなどは、耐震構造で大丈夫だ
と思っている人が多いが、それは横揺れに対してであって、直下型のように下から突き上げる
大振動に対して対応できる構造ではない、ということだ。

そこで、これから日本が目指さなければならないのは、東京一極集中を止め、

1)低エネルギー社会
2)脱浪費の地方分散・分権
3)自然と共存型の再生エネルギー促進
4)立体農業促進で地産地消
5)経済・GDP成長より国民の幸せ
6)首都直下型地震に備える地方分散、天皇も京都が安全

である、とのご意見だったが、その通りだろう。
(しかし、京都も安全とは言えないと保険会社は評価しているから、
皇居は高千穂とか、邪馬台国があった九州の方が安全かも知れないが)

関東大震災の後に横浜、鎌倉地方を調査した資料によると、神社仏閣は残っていたということで、
江戸時代までは、どこが安全な場所か?ということを日本人は知っていたが明治以降に、
それらを無視して土地開発されたため、そうしたことがわからなくなってしまった、と話された。

造園家の涌井雅之さんは、縄文海進地図を見れば、津波に対して安全かどうか解ると3.11の後、
テレビで話されていたが、国や自治体は、明治以前の地名と縄文海進地図とを使って、
安全な場所を明確にする必要があるように思う。

江戸時代には、それまでの戦国時代に焼き尽くしたり、破壊した森林を取り戻すため、
森林を大切にし「木一本、首一つ」ということで、勝手に伐採することが禁じられたとの話も
石井先生から紹介された。

それに関連して、懇親会の席で、日本は山岳地帯が多いのだから、植林して30年~40年で育てて
伐採する、というサイクルで材木を資源として利用すれば、日本は有限な天然資源に依存しなくても
いいのではないか?という意見も出た。

原子力推進派の人は、反対派の人が

「原発の再稼働は止めよう!」

と言うと、

「原発を止めて江戸時代に戻るのか?」

と言うそうだが、少子化が進む日本では、やがて総人口も江戸時代並みに戻るだろうから、
木材を燃料とし、自然エネルギーで発電すればやっていけるかも知れない・・・
と帰りの電車の中で考えていた。

冗談はさておき、東京五輪開催決定を機に、東京一極集中解除の長期計画を立てた上で、
何千億円も使って重厚長大な箱を作るのではなく、わずか1月ばかりの興行なのだから、
短期間に建てて、解体できる江戸の芝居小屋のように、箱ではなく中身のソフトで勝負する
エコな五輪を目指したいものである。

それなのに、東京五輪用の新たな箱を、お台場周辺の埋め立て地に建築する計画があるため、
その周辺のマンションが高騰しているとのことだが、全く理解できないことだ。

昔、勤めていた会社が、つくば万博会場の近くにあって、いつでも見に行かれるからいいね!
と言われたり、自分でもそう思っていたが、結局、毎日の通勤は渋滞に巻き込まれ、
見に行こうとしても何時間待ちとか言われて、見に行かなかったし、祭りの後は関東ローム層の
赤茶けた更地になり、砂埃が舞う日々となった。

五輪が終われば、カジノを作る計画もあり、お客が沢山来る場所になるだろうから、
更にマンション価格は上がることはあっても下がることはないだろう、などとコメントしている
業界人もいるが、そんなギャンブル場の近くに住みたいだろうか?
競輪、競馬、競艇、パチンコと日本はギャンブル王国だが、その周囲の住宅地が高いと
聞いたことはない。むしろ逆だろう。

資源は質が全てだが、住宅環境も質が優先だろう。

唐澤豊@唐澤塾



今や首相や外相もツイッターで会談を公開設定!
田中宇の国際ニュース解説の2013年9月17日号は首記のタイトルで、シリア情勢から
イラン、イスラエル等中東情勢と米国・ロシア・中国との関係などを大胆に解説している。
http://tanakanews.com/130917russia.htm

詳しくは上記サイトで読んで頂きたいが、特に重要と思われる部分を抜粋・転載して紹介する。

米軍系の新聞であるミリタリータイムスが先週、現役米軍兵士750人強に聞き取り調査をしたところ、75%がシリアに対する軍事攻撃に反対していることがわかった。また80%が、シリア内戦に介入しても米国の国益にならないと考えている。米軍は財政難で防衛費が足りないのだから、無益なシリア空爆などしない方が良いというのが米軍の総意だ。

米国の一般市民を対象にした別の世論調査によると、シリア空爆に反対している米国民は64%なので、米軍の要員は、米国の一般市民より多くの割合で、シリア空爆に反対していることになる。米軍は、制服組最高位の統合参謀本部長から兵卒までの多くがシリア空爆に反対している。

米国で大統領が計画する戦争行為に対し、開始前から米軍が反対するのは前代未聞だ。大変に異例な事態が米国で起きている。

米議会下院で空爆への強い反対論もあり、オバマ政権は、9月14日にロシアのプーチンの提案を受諾し、シリアを空爆する計画を引っ込め、米露協調でシリアの化学兵器を撤去していく計画に移行している。オバマ政権は「ロシアが意外に良い案を提案してきたので、やらせることにした」という態度で「まだシリアを空爆する選択肢は消えていない。必要なら空爆する」と強がりを言っている。

国連のロシア案では、来年半ばまでにシリアの化学兵器をすべて撤去することになっている。内戦が続くシリアで、1年以内に化学兵器を撤去するのは困難だ。撤去要員を反政府勢力の攻撃や強奪から守るため、国連(米露?)が7万人の地上軍を派遣する必要があるとの説も出ている。これについてレバノン・シリアに詳しい英記者ロバート・フィスクは「シリア政府は、反政府派に強奪されるのを防ぐため、すでに以前に化学兵器をシリア国内のロシア軍基地に置いているのではないか。だから1年以内という短期間で化学兵器の廃棄ができるという計画なのでないか」という趣旨の考察をしている。

全体として、オバマの今回のシリア空爆策を裏の思惑のないまっとうな戦略と考えると、あまりに稚拙なものと言わざるを得ない。オバマは、国連調査団が調査を終える前に空爆を強行しようとした。この無茶のせいで、米議会の多くの議員が空爆反対に回った。米国の諜報界が、化学兵器の使用者がシリア政府軍であると言い切れないという報告書を出してきたのに、オバマはそれを無視し、シリア政府軍の犯行と結論づける報告書を発表した。オバマが空爆によって助けようとしていたシリア反政府派の軍事的な主力はアルカイダで、オバマは仇敵のはずのアルカイダに味方してしまった。そして加えて、米軍の強い空爆反対があった。

最近「オバマは09年にもらったノーベル平和賞を、空爆回避策を出したロシアのプーチンに譲り渡すべきだ」という主張が米国の反戦派などから出ている。しかし、もしオバマが最初からシリアを空爆しないつもりで、反戦派や露中を台頭させて中東を安定化し、好戦派を潰す隠れた意図によって空爆策を出してきたのなら、オバマはノーベル平和賞に値する。

ロシアや中国は、オバマの裏の作戦を知っているかのようだ。国連がシリアに派遣した化学兵器調査団は「8月21日にシリアで化学兵器を搭載した地対地ミサイルが発射されたのは確かだ」とする報告書を発表したが、誰が化学兵器を使ったのかは明らかにしていない。報告書は、人々が最も知りたい点が抜けている。安保理常任理事国である露中は、この曖昧な報告書に対して書き直しを要求できたのに、それをしなかった。露中は「シリア政府軍の犯行だ」と主張したこぶしをおろせないオバマの面子を立ててやったとしか考えられない。

シリア内戦を外交策で解決していけそうな流れを生み出したロシアのプーチン大統領は、次にイラン核問題を外交策で解決しようと動き出している。

イランでは8月に政権が、過激な発言のアハマディネジャドから穏健的なロハニに代わった。ロハニは9月24日に国連総会で演説するため、間もなく訪米する。この訪米時に、オバマとロハニが会談するのでないかという話が出ている。米大統領府は「会談の予定はない」と発表している。

最近オバマはテレビのインタビューで、ロハニと手紙でやりとりしていることを認めている。国連総会でオバマとロハニが会わないとしても、米イランが核兵器問題を解消していきそうな感じが増している。

地政学的な転換に敏感な英国は、いちはやく、国連総会に来たイランと英国の外相が会談することを決めた。それも、英国がイランに申し入れたのでなく、イランの方がロハニのアカウントでツイッターで「外相会談しても良い」とつぶやき、英国外相がそれにリツイート(つぶやき返し)で応えるという、表側だけ見るとおしゃれな流れになっている。流れはすでに「シリアだけでなく、イラン問題も外交解決」だ。

これらの米イランの歩み寄りは、シリア対策を皮切りとするプーチンの外交策と同期している。米国のケリー国務長官は、シリア空爆騒動の前から頻繁にロシアを訪問しており、表のシリアやイラン問題の話し合いだけでなく、何らかの「裏」の話し合いがあった可能性もある。


ここで紹介されている内容で、ちょっとびっくりしたのは、イラン首相や英国外相が誰でも読めるツイッターで会談を打診して決めているという点だ。今の日本の政治家や官僚はこうしたことは出来ないだろうが、国際的には、今や、あらゆる人たちがSNSを利用しているということで、日本社会のガラパゴス化は取り戻せないくらい深刻かも知れない。

唐澤豊@唐澤塾
25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に
佐藤栄記さんが「佐藤栄記の自然観察日記」に猪瀬東京都知事宛ての陳情文を書いています。
http://yaplog.jp/eikisato/archive/275

拝啓、

猪瀬直樹さん

葛西の話を書きます。

と、葛西臨海公園が25年かけて自然を取り戻していることを説明しています。

そして猪瀬直樹というノンフィクション作家が

外国人は、
『東京の真ん中には、空虚がある』とよく言うが、

東京の真ん中にある、その空虚っていうのは、
空虚じゃなく、KOUKYOだ

実は、この緑色の空間で
東京の空気を作り、
あるいは東京の空気を浄化し、

そして、
都会の喧噪に住む
東京人の心のバランスを
こういう空虚な存在が、保たせているのだ


と書かれていて、彼を尊敬するようになったと書いている。

そして今は自然を取り戻し、多くの人が集まって来ており、

猪瀬さんは先見の明があったんだ

30年も前に言ったのは本当だったんだ

と持ち上げておいて、

拝啓、猪瀬都知事殿

約170種類の鳥が戻って来た

“東京の奇跡の成功”
“都会人の心のオアシス”

人間が復活させた生態系を
誇りに思うどころか、

あなたは、また壊し、

カヌーの競技場にする計画だそうですね。


国民に、そういう話は
しているのですか?


僕は、少なくても
あなたから
あるいは招致委員会から
あるいは行政から、
そういった話は一切、聞いていない。

葛西臨海公園に行ったって、
そんな御触れは、張り出されてもいない。

あなたは、実質、秘密裏に
事を運ぼうとしているのですか?


と、ここに東京五輪のカヌー競技場を作ろうとしていることに
大きな疑問を投げかけています。

都民の皆さん、
ご存知でしたかね?

【中略】

25年もかかって
取り戻した都会の中の切ない大自然。


25年ですよ、


一瞬でぶっ壊して
大金を使う算段なんですよ。


ということで、

拝啓、
猪瀬直樹東京都知事


カヌー競技場の新建設の事、

ちょっと考え直して見て頂けませんか?

木々や

花や

生き物たちの声を心で聞いて下さい。


数少ない動植物と

事実を知らない東京の子ども達に代わって

陳情致します。

平成25年3月20日 佐藤栄記


と、およそ半年前にこの陳情文が書かれていがのだが、アクセスは少なかったようだ。
それが、東京開催が決まった日からアクセスは急上昇したとのことだ。

皮肉なものだ。
これをもっと多くの都民が知っていたら、東京招致運動は変わっていたかも知れない。

だが、まだ葛西臨海公園をカヌー競技場にすることは阻止できる可能性は残っているだろう。
都民が一丸となって反対すれば・・・。

私は都民ではないが、葛西臨海公園を破壊することには反対する!

唐澤豊@唐澤塾
東電福島第一原発の最大の課題は廃炉の方法
民主党の野田元総理は東電福島第一原発(フクイチ)事故の収束宣言をした。

そして自民党の安倍総理は五輪招致のファイナル・プレゼンで
福島原発事故は完全にコントロールされていると言った。
それには当事者の東電ですら異議を唱えている。

まあ、政治家の言うことなど、信用できないのは、昔からのことだ。

2020年五輪が東京に決まった今、世界中の目が東京を含む東日本の汚染状況や
フクイチ汚染水の太平洋への流出と太平洋の汚染に向けられている。
そもそも、大量の汚染水を生み出す原因である、フクイチの冷却方法は水冷式でいいのか?
フクイチをどうやって廃炉に持って行くのか?
汚染水が漏洩した結果、フクイチの地盤が液状化する可能性が高まっているのではないか?

といったことに世界中の学者、政治家、環境活動家、ジャーナリストなどが注目している。

事故直後から、チェルノブイリのように石棺化すべきだ!という意見もあった。
米軍が原子力潜水艦で事故が起きた場合に準備している冷却剤を投入すべきだ!
という意見もある。

しかし、問題は、核燃料が溶けて、原子炉、格納容器、地下のコンクリートも溶かして
地下深く岩盤を溶かして、地下水脈に近づいているのではないか?
そうなったら、大変なことになる。

そればかりか、4号機の上にあるプールには大量の使用済み核燃料があるが、
それを支える構造物が貧弱で、今度、ある程度の震度の地震が来たら危ない、
いや、それどころか、大量の汚染水があちこちから漏れているため、
フクイチの建物の地盤が液状化する恐れが出てきた!という指摘もある。

また、太平洋に流出した汚染水が、今後どうなるかを、外国の研究所などがシミュレーション
しているが、単純に太平洋をぐるぐる回るだけでなく、日本海にも流入するし、
北米の湾では、海流の関係で、濃縮されるかも知れない、といったことも議論されている。
そうしたシミュレーションを見ると、これから数年後には太平洋沿岸に汚染が広がり、
海産物を中心に、その影響が出て来る可能性が高いようだ。

ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り:
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html

そうなると、各国から訴訟され、補償しなければならなくなる可能性が出て来るだろう。

また、除染に相当の税金を投入しているが、放射性物質を移動させているだけで、効果が無い、
それに、大手ゼネコンなど特定の業者が利益を得ているだけだ、という指摘もある。

ここで、問題を整理してみると、以下の4つに大別されると思われる。

1.フクイチの廃炉に向けた冷却方法は?
2.汚染水の流出防止方法は?
3.フクイチ地盤の液状化をどう防ぐか?
4.除染方法とその効果は?

それでは、順を追ってこれらについて、最新情報を紹介し、私見を述べる。

1.フクイチの廃炉に向けた冷却方法は?

立命館大学の山田廣成先生は、大量の水で冷却する水冷式は汚染水を出し続けるので問題であり、
鉛の粉末を流し込み、空冷式にすることを提案されている。
空冷式だと、放射線が大量に出ることもあるわけだが、溶けた放射性物質を鉛で覆うので、
それを防ぐこともできる。
これは画期的なアイディアだと思うが、まだアイディア段階であり、原発の構造を基にした
シミュレーションを行い、検証する必要がある。
こうしたプロジェクトを民間福島原発事故収束委員会として推進して行きたい、というのが
山田先生の考えであり、私も微力ながら応援して行きたいと思う。
詳しくは以下の公式サイトで。
http://blog.goo.ne.jp/minnkannjikosyuusokuiinnkai

そして、しばらくしてから石棺化する、ということではないかと思われる。

2.汚染水の流出防止方法は?

政府は、470億円を投入し、鹿島建設が提案した凍土壁方式で遮水することを考えている。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/130426/130426_02k.pdf

しかし、これには、建設業界からも異議が唱えられており、私も素人ながら、実績の無い、
そして電気を通電し続ける必要のあるこの方式には疑問があり、従来方式のコンクリートの
厚い壁で遮水するのが建設費も安く、妥当だろうと思う。

400億円の凍土壁より数分の1のコストで地下水を止めるという土木屋の言い分:
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/286.html

3.フクイチ地盤の液状化をどう防ぐか?

これは結局、フクイチを冷却するのに、水冷式を止めて空冷式にすることと、
かなり広範囲に渡る遮水壁を従来工法で早急に構築することではないだろうか?
その上で石棺化するしかないと思われる。

4.除染方法とその効果は?

現在行われている除染は、水で洗い流すことと、汚染された土壌を削り取り、別の場所で保管する、
ということが殆どのようだ。
農地にはゼオライトなどのイオン交換材料を混ぜて放射性物質を吸着させているだけということだ。

有用微生物(EM菌)や酵素で放射性物質を減らせる、ということで、提案や実験もされているが、
なかなか信用されていないようである。

㈱高嶋開発工学総合研究所:
http://takashima.tidt.fool.jp/

これは、放射性物質がそんなもので無くなるわけがないという固定観念に囚われているからだろう。
しかし、電子の数が1個変われば、放射性物質も非放射性物質に変わるわけだから、無機物に近い
微生物や酵素が、触媒の役目を果たす可能性はあり、効果が無いと決めつけてはいけないだろう。
実際に、福島で実験し、効果があったという情報もある。

まあ、それを信用しない人が多いことも事実だから、新しい方法を考える必要があるが、
既に考案し、実験した先生がいることを「夢の扉」という番組で見た。
愛媛大農学部の逸見彰男教授だ!

「夢の扉」農家を笑顔に!田んぼ除染の新技術:
http://www.youtube.com/watch?v=c10DtuWak-o

これは画期的な方法だ。ゼオライトも吸着するが、それを除去する方法が無かった。
それに磁性材料を組み合わせたことで、田んぼの泥水などから磁石で集めて除去できる。
そして福島で実験して成功している。これは農家には素晴らしい朗報だ!
そればかりか、普通の土地にも応用できそうだ。

磁性化ゼオライト セシウム90%除染 愛媛大、福島で実証実験:
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130418/ehm13041802030000-n1.htm

まだ量産化には少し時間が掛るようだが、来年にはタイで量産化が始まるということだ。

以上、最近の課題とその解決方法について、まとめてみたが、
日本に54基、世界中に400基以上ある原子炉はいずれ廃炉にする必要がある。
日本はフクイチ事故を機に、廃炉技術、除染技術を確立し、原発ではなく、こうした技術を
世界に輸出するチャンスであり、ここに総力を結集すべきである。

唐澤豊@唐澤塾
躾で伝える日本人の心
以下は日本躾の会の広報誌「ふれあい」の2013年9月号に寄稿したものである。

躾で伝える日本人の心

食事の前には「いただきます」後には「ごちそうさま」と言う習慣は世界中で日本だけのようである。ネットで調べてみると韓国でも言うようなのだが、その意味は「さあ食べよう」、「たくさん食べました」という行為を表す言葉であるようだ。他に、フランス語では「ボナペティ」、中国語で「チーバ」と「召し上
がれ」という意味の言葉を互いに言い合う習慣はあるようだが、日本のような感謝を表す言葉を食べる人が言うことも習慣も、ないようだ。

ところが、このことを理解していない若い世代が増えてきているようで、学校給食を食べる前に「いただきます」と言うのはおかしい、止めさせて欲しいと校長に抗議した母親がいたことは一時期話題になったことであり、その根拠は誰が食事の代金を払ったかであるという呆れたものだった。親が給食費を払っているのだから、学校で「いただきます」と言う必要はない、という主張だ。

「いただきます」の意味は、

1.食材や食事を作ってくれた人たちへの感謝の気持ち
2.食材となった動物や植物の命を私の命にさせて頂きますという感謝の気持ち

であるという説が最も多いようであるが、私は後者だと思っている。なぜなら、食事の後に、「ごちそうさま」あるいは「いただきました」と言うわけだが、それが食材や食事を作ってくれた人たちが馳走(東奔西走)して食事を準備してくれたことへの感謝の気持ちを表していると思うからである。

こうした世界に類を見ない素晴らしい習慣は単に躾としてだけでなく、その意味も含めて子々孫々に誇りを持って伝えて行くべきことであると思う。

ちなみに、家を出る時は「行って参ります」帰宅した時は「行って参りました」と子どもの頃、信州では言っていたが、東京で一般的になっている「行ってきます」「ただいま」よりも奥ゆかしくて良いと思っている。

こうした何気なく使っている言葉や仕草にはそれぞれ意味があるわけで、それらを無理やり押し付けるのではなく、なぜそうするのか?ということも理解させることが躾だろうと思う。


唐澤豊@唐澤塾


PROFILE
唐澤 豊
  • Author:唐澤 豊
  • 還暦を期に長髪から一気に坊主頭にしました。これから20年間、第2の成人を迎えるまではこれでいこうと思います。でもやっぱり冬は寒いし、夏は暑いので、帽子を愛用しています。
    ●情報通信業界の米国系企業を中心に40年間、営業以外の仕事はほとんど経験。技術以外には、マーケティング・ブランディング、組織論、人事評価制度、企業文化なども経験。今まで3つ会社を始めましたが、被買収・売却などの後、4つ目の会社を後任に任せたところで、一昨年、仲間2人ともうひとつ会社を設立し、非言語コミュニケーションのサービスを開発中です。
    ●経営労働管理士。日本躾の会理事。
    ●音楽(ビートルズ、S&G、フォーク、ニューミュージック等)、グラフィックデザイン、水彩画を趣味とするので、マルチメディア技術の活用に大いに期待しています。読書、宇宙の真理探求が最近の趣味。ストレッチ、真向法、西勝造先生の西式健康法を実践中。
    ●故津留晃一さんの著作や講演録(CD)に触れて「人生の目的は体験することである」ということに納得しています。
    ●詳しいプロフィールは「自己紹介」のカテゴリーにあります。
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