唐澤塾
唐澤豊が情報通信技術+経営術+人生術+創造性を中心に一期一会を追求する私塾
朝刊にポルノ小説を載せる日経新聞の見識を疑う
日経新聞の朝刊には現在、渡辺淳一の「愛の流刑地」というポルノ小説と何等変わらないものが連載されています。私も日経を毎朝読んでから出勤するのですが、たまたま2回目か3回目を読んで、びっくりしました。これは週刊誌などに掲載されるポルノ小説とほとんど変わらないではないかと思い、それ以来、見ないようにしていますが、「私の履歴書」と「文化」欄は読むことが多いので、目障りな感じがしています。
しかし、巷の男性の間では、この小説が「愛ルケ」と略され、話題になっているようです(グーグルで8130件も出て来ました)。

日経も読者を増やすため、宣伝・広告をして女性読者も増やしたばかりだというのに「これで日経は読めなくなりました」という女性の声を聞きました。一体、日経の編集者は何を考え、どういう基準でこの小説を採用したのでしょうか?男性読者の日経離れを食い止めるためにやっているのでしょうかねえ?そうまでしてやることなのか?と見識を疑います。

これは何も日経だけに言えることではなく、日本の放送・出版のワイセツ情報の基準は甘すぎると常々感じておりました。

そこで、見たくない人にとっては迷惑情報であり、子どもたちにとっては有害情報であるこうしたワイセツ情報を。少なくとも見たくない人の目には触れないようにすべきではないかと思うわけです。

電車・バス・飛行機など、公衆の面前で、こうした情報が掲載されている新聞や雑誌を堂々と広げているのは、日本くらいのものでしょう。諸外国にも、もうしたものが無いわけではありませんが、アダルト専用の情報として公衆の目に触れないよう、分けているところがほとんどでしょう。

今年、1月末にネットの迷惑・有害情報への対策や情報リテラシーについて話し合う「ネット社会と子どもたち協議会」という任意団体が、
“「知りたくない権利」のネーミングを緊急公募”をしたのですが、適当なものが無かったということで、まだ運動には至っていません。

私もこの協議会に少し関わっていました。その趣旨を以下に掲載しますので、皆さんもご一緒に考えて頂き、ワイセツ情報を公衆の面前から消す運動へと発展させて行ければと願っております。

「知りたくない権利」名称募集概要:

実社会でもネット社会でも、迷惑情報や有害情報などを視聴したくないという人が子どもから成人まで、どんどん多くなっていると思われます。そこで、知る権利の反対の意味を表す言葉、すなわち、見たくない・知りたくない権利を表わす「○○権」というネーミングを公募し、それらの中から最良のものを選び、今後のさまざまな啓蒙活動に使って、広く認知を得ようと考えています。皆さまからの多数の応募をお待ちしています。

募集理由の詳細:

ネット社会ではウィルス・有害情報・迷惑情報など、利用者が望まないのに勝手に電子メールで送りつけてきたり、たまたま訪れたホームページにわいせつ画像・映像、死体や殺害現場の画像・映像などがあって、見たくない・知りたくない情報に接してしまうことがあり、子どもたちがネット利用するに当たり、悪影響があるのではと思われます。

これらは国際的に共通する問題ですが、日本では電車の中で女性の裸の写真が載っている新聞や週刊誌を同乗している子どもたちの前で堂々と広げている成人たちも見受けられます。またテレビの番組でも暴力、喫煙、殺人、女性の裸などが放送されています。これらは諸外国に比べて余りにも基準がゆるすぎ、子どもたちへの悪影響があるばかりでなく、こうしたことが許される日本の社会は成人でも諸外国の人たちの前では恥ずかしいと思っている人たちも多い状況です。
子どもたちばかりでなく、多くの女性や良識ある男性の成人にとっても、こうした情報は見たくない・知りたくないものです。これらは知る権利の反対に当たる権利であると考えますが、まだ良い言葉がありません。

成人指定著作物の倫理規定の見直しを行い、新聞・雑誌・書籍・広告・放送など、公共の場(実社会だけでなく、誰でもアクセスできるネット社会も含みます)で未成人やその視聴を望まない成人が成人指定著作物を意思に反して視聴してしまう可能性がある場面では、それらの露出を規制し、また公共の場でない場合でも、望む成人だけが成人指定著作物にアクセスできるように分離し、かつそれらが成人指定であることを明示する必要があると思われます。

たばこの喫煙に対して、喫煙しない人も、同じ空間に居るだけ喫煙に近い「受動喫煙」という弊害があり、それを排除するために「嫌煙権」という言葉が定義され、公共の場では禁煙しようという方向に向けた運動と法廷闘争が行われ、まず「分煙」から、そして「禁煙」へと進んできました。もし、「嫌煙権」、「受動喫煙」、「分煙」といった言葉がなかったら、こうした運動や闘争はなかなか進まなかった可能性があると思われます。

これらたばこ喫煙の例を参考に、見たくない・知りたくない権利を主張し、確保されるべく啓発運動や条例や法律の制定などに活用して行こうとするものです。

ただし、これらは表現の自由を制限しようとするものではなく、子どもたちの目や耳に触れる公共の場では制限すべきであると考えるもので、成人指定著作物を望む成人に提供することについての制限を要求するものではありません。この点もたばこの喫煙をあらゆる場所で一切禁止するわけではなく、公共の場では制限しようということと同様であると考えます。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント
同感です
同様の所感ですが、朝の小田急線を利用していて、いつも
「痴漢行為や迷惑行為は犯罪として罰せられます」云々のアナウンスが
あります。
こんなアナウンスするなら、水着のグラビアやきわどい見出しの週刊誌の
中吊り広告をやめたほうが良いのではないか?
と小田急に投書したことがあります。
「中吊りの表現は言論の自由と倫理規定の範囲内にあり広告収入を
得るためには仕方がない」
という返事を得ました。
そんなことは判っているのだけれど、お客さまの気持ちを考えたときに
それ以上の判断を持って行動できないサラリーマン意識が残念でなりませんでした。
もし自分が経営者の立場であれば、女性専用車両を作るより、そのような
独自の倫理規定を持って顧客満足度向上やブランドの確率に心がけた
ほうが株価は上がると思うのですが。

自分は誤解からでも社会的な地位を失うわけには行かないので、かばんを
前に、手は本を持つなどして肩から上に上げるようにしています。
やれやれです。
【2005/06/13 09:04】 URL | Kaz Amemiya #- [ 編集]

女性の方も問題だと思います
確かに電車の中吊り広告もきわどいものもありますね。
それと、女性の服装も問題だと思います。下着を出すことが最近のおしゃれであるかのように、テレビの女子アナまでそんな格好をしていますが、もう少し節度ある服装をして欲しいものです。
それをある会議で言ったら、女性がどんな格好をしようと、すっぽんぽんでない限り勝手だ、というお母さんがおりました。それで娘が痴漢やレイプに合ったら、それは100%男が悪い、と言うのです。確かに襲う男性が悪いのは当たり前のことですが、女性が誘惑した、と裁判官が判断すれば、100%ではなくなるわけで、どんな事故や事件にも加害者と被害者の責任範囲は100対0ではない場合もあるだろうと思います。昔は、母親も警察も、そんな格好をして夜道を歩いたら、襲われるから止めなさい、と言ったものですが、母親からして、どんな格好をしようが自由だ!という、自己中心的で自分勝手な考えで、リスク管理の考えが欠落しているのが今日の日本社会のように思います。外国人の労働者もどんどん来ているわけですから、襲う男が悪い、で済まなくなることが心配です。
【2005/06/13 10:57】 URL | 唐澤 #- [ 編集]

追加コメント
サラリーマン時代、米国のゲストを渋谷の東急ハンズに連れて行ったとき、センター街を歩いていて「カズ、何でこの町は昼間っからこんなにフッカーがいっぱいいるんだ。こいつらはリーガルなのか?」と聞かれたことがあります。頭を抱えてしまいましたが、ふと外国人の目で見てみたら、確かにそう見えました。
すっぽんぽんでない限り自由だとは(最低)思いますが、自分でそのリスクを負う責務はあると思います。
【2005/06/14 15:09】 URL | Kaz Amemiya #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://karasawajuku.blog10.fc2.com/tb.php/35-4fbcb987

日経朝刊にポルノが掲載されている訳

新聞が好きだ。ブログのあちこちから新聞は終わりだという声が聞こえてくるが、私に関しては終わりではない。新聞なしでは朝食をどうやって食べたらいいか分からないほどだ。毎朝、時には2時間くらいかけてゆっくりと紅茶2杯とトースト、果物をかじりながら新聞を読む。紅茶 あんなこと、こんなこと。どんなこと?【2005/06/07 22:52】

PROFILE
唐澤 豊
  • Author:唐澤 豊
  • 還暦を期に長髪から一気に坊主頭にしました。これから20年間、第2の成人を迎えるまではこれでいこうと思います。でもやっぱり冬は寒いし、夏は暑いので、帽子を愛用しています。
    ●情報通信業界の米国系企業を中心に40年間、営業以外の仕事はほとんど経験。技術以外には、マーケティング・ブランディング、組織論、人事評価制度、企業文化なども経験。今まで3つ会社を始めましたが、被買収・売却などの後、4つ目の会社を後任に任せたところで、一昨年、仲間2人ともうひとつ会社を設立し、非言語コミュニケーションのサービスを開発中です。
    ●経営労働管理士。日本躾の会理事。
    ●音楽(ビートルズ、S&G、フォーク、ニューミュージック等)、グラフィックデザイン、水彩画を趣味とするので、マルチメディア技術の活用に大いに期待しています。読書、宇宙の真理探求が最近の趣味。ストレッチ、真向法、西勝造先生の西式健康法を実践中。
    ●故津留晃一さんの著作や講演録(CD)に触れて「人生の目的は体験することである」ということに納得しています。
    ●詳しいプロフィールは「自己紹介」のカテゴリーにあります。
  • RSS


  • CALENDER
    09 | 2017/10 | 11
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -



    RECENT ENTRIES
  • 妻の49日(10/18)
  • 躾は能力に勝つ(06/28)
  • 河合弘之弁護士が監督したドキュメンタリー映画「日本と再生」は必見(03/30)
  • かにひら(02/03)
  • コンピューターは人間を超えるか?(10/31)
  • 全ての原発は廃炉にするしかない!(10/27)
  • 躾読本「しあわせに生きる」を冨山房インターナショナルから11月3日発売(10/26)
  • ITのメリット・デメリット(後編)(09/28)
  • ITのメリット・デメリット(全編)(09/22)
  • ブログ「情報通信今昔 / ICT Now & Ago」を始めました(09/20)


  • RECENT COMMENTS
  • 唐澤 豊(08/18)
  • Passer-by(09/12)
  • たけし(05/01)
  • 賀川一枝(10/28)
  • negishi rokurou(11/17)
  • 訪問者(11/17)
  • noga(07/22)
  • 唐澤(04/22)
  • 訪問者(04/22)
  • 唐澤 豊(11/11)


  • RECENT TRACKBACKS
  • 芸スポ総合+:【サッカー/女子】成績不振のなでしこジャパン「真っ白な顔をしてブランドバッグを持って歩いとる」と不安視される(NEWSポストセブン)(07/27)
  • 【2chまとめ】ニュース速報嫌儲版:イラク兵から悪魔と恐れられたアメリカ最強の狙撃手が狙撃され死亡(02/04)
  • ☆ 魔法の巻き物! ☆:すべてのツイートが保存される。(07/11)
  • JK1CWRのHAM Log:04.10 最近、迷惑に思うモノ・・・(04/10)
  • 論理的な独り言:ホンダのF1事業撤退から考察する自動車企業の在り方(12/15)
  • HPO:機密日誌:ネット通貨の勉強会の報告と人に残された時間(11/09)
  • クチコミブログをピックアップ:「mixi 規約」についてのクチコミブログをピックアップ(03/20)
  • 温暖化防止おひさまファンド ブログ:出資説明会をはじめました。(01/23)
  • めいの部屋:yahoo(12/28)
  • 囲碁の知識:(10/24)


  • ARCHIVES
  • 2017年10月 (1)
  • 2017年06月 (1)
  • 2017年03月 (1)
  • 2017年02月 (1)
  • 2016年10月 (3)
  • 2016年09月 (3)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年02月 (2)
  • 2014年10月 (1)
  • 2014年08月 (3)
  • 2014年06月 (2)
  • 2014年04月 (2)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (1)
  • 2013年12月 (1)
  • 2013年11月 (1)
  • 2013年10月 (12)
  • 2013年09月 (8)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (4)
  • 2012年09月 (2)
  • 2012年08月 (1)
  • 2012年07月 (3)
  • 2012年06月 (4)
  • 2012年04月 (3)
  • 2012年02月 (1)
  • 2012年01月 (1)
  • 2011年12月 (2)
  • 2011年11月 (2)
  • 2011年09月 (3)
  • 2011年08月 (10)
  • 2011年07月 (13)
  • 2011年06月 (10)
  • 2011年05月 (12)
  • 2011年04月 (18)
  • 2011年03月 (5)
  • 2011年02月 (1)
  • 2011年01月 (2)
  • 2010年12月 (1)
  • 2010年11月 (1)
  • 2010年10月 (4)
  • 2010年09月 (3)
  • 2010年08月 (2)
  • 2010年07月 (3)
  • 2010年05月 (2)
  • 2010年04月 (7)
  • 2010年02月 (5)
  • 2010年01月 (2)
  • 2009年12月 (3)
  • 2009年11月 (3)
  • 2009年10月 (6)
  • 2009年09月 (6)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (4)
  • 2009年06月 (5)
  • 2009年05月 (5)
  • 2009年04月 (1)
  • 2009年03月 (4)
  • 2009年02月 (4)
  • 2009年01月 (6)
  • 2008年12月 (8)
  • 2008年11月 (9)
  • 2008年10月 (7)
  • 2008年09月 (13)
  • 2008年08月 (7)
  • 2008年07月 (7)
  • 2008年06月 (3)
  • 2008年05月 (11)
  • 2008年04月 (10)
  • 2008年03月 (10)
  • 2008年02月 (11)
  • 2008年01月 (12)
  • 2007年12月 (10)
  • 2007年11月 (7)
  • 2007年10月 (12)
  • 2007年09月 (14)
  • 2007年08月 (17)
  • 2007年07月 (11)
  • 2007年06月 (22)
  • 2007年05月 (18)
  • 2007年04月 (12)
  • 2007年03月 (7)
  • 2007年02月 (8)
  • 2007年01月 (17)
  • 2006年12月 (1)
  • 2006年11月 (8)
  • 2006年10月 (5)
  • 2006年09月 (8)
  • 2006年08月 (4)
  • 2006年07月 (7)
  • 2006年06月 (2)
  • 2006年05月 (8)
  • 2006年04月 (19)
  • 2006年03月 (28)
  • 2006年02月 (28)
  • 2006年01月 (32)
  • 2005年12月 (31)
  • 2005年11月 (30)
  • 2005年10月 (34)
  • 2005年09月 (43)
  • 2005年08月 (40)
  • 2005年07月 (44)
  • 2005年06月 (39)
  • 2005年05月 (27)
  • 2005年04月 (5)
  • 2005年03月 (4)
  • 2005年02月 (4)
  • 2005年01月 (4)
  • 2004年12月 (5)
  • 2004年11月 (4)
  • 2004年10月 (5)
  • 2004年09月 (4)
  • 2004年08月 (4)
  • 2004年07月 (5)
  • 2004年06月 (4)
  • 2004年05月 (4)
  • 2004年04月 (1)
  • 2004年03月 (1)
  • 2004年02月 (1)
  • 2003年11月 (1)
  • 2003年09月 (1)
  • 2003年08月 (3)
  • 2003年07月 (4)
  • 2003年06月 (4)
  • 2003年05月 (5)
  • 2003年04月 (3)
  • 2003年03月 (3)
  • 2003年02月 (2)
  • 2003年01月 (4)
  • 2002年12月 (3)
  • 2002年11月 (5)
  • 2002年10月 (4)
  • 1994年04月 (3)
  • 1901年12月 (1)


  • CATEGORY
  • 計象(百年の計) (10)
  • 神象(神とコンピューター) (32)
  • 信象(思想・信条・所信・哲学) (63)
  • 心象(文化・芸術・民俗・民芸) (61)
  • 天象(自然・環境・天文・気象) (36)
  • 身象(運動・医療・食事・健康) (33)
  • 風象(他者発信情報紹介・論評) (356)
  • 事象(祭事・催事・行事・告知) (104)
  • 智象(学習・教育・教養・倫理) (27)
  • 万象(政治・経済・社会・其他) (41)
  • 業象(組織・人事・経営・起業) (26)
  • 去象(電子郵便誌の配信記録) (98)
  • 法象(知財/教育/商/税/憲法等) (19)
  • 卒象(過去の寄稿・投稿文等) (97)
  • 推薦図書 (33)
  • 自己紹介(詳細版) (1)


  • LINKS
  • もうひとつのブログ「情報通信今昔」
  • もうひとつのブログ:デジタル写真版俳画の「e俳画@浅草」
  • 信奉する「津留晃一の世界」
  • 食事・運動など生活全般に渡る「西式健康法」
  • 日本躾の会:理事
  • アナザーソリューションを提供する「リンフネット」
  • 2011.3.11 福島第一原発切抜帖
  • 管理者


  • SEARCH