唐澤塾
唐澤豊が情報通信技術+経営術+人生術+創造性を中心に一期一会を追求する私塾
鳥インフルエンザについての正しい理解が必要
鳥インフルエンザについて、大騒ぎをしている感じがありますが、正しく理解されていないように思っておりました。

そんな折、獣医師の中川さんのメルマガに丁度タイミング良く、この話題が取り上げられておりました。鳥インフルエンザが怖いから学校で飼育するのは止めようという動きがあるようですが、それは間違いだとの見解です。皆さんにも鳥インフルエンザについて正しく理解して頂くために、転載してご紹介致します。

From: 中川 美穂子
Sent: Friday, November 18, 2005 11:34 AM
Subject: 02飼育情報:鳥インフルエンザに関して


お邪魔致します。飼育情報をお届け致します。

@鳥インフルエンザ対策

学校でのニワトリ達からの感染を心配する向きもあるようですが、今、恐れられていることは人のウイルスが発生し、感染した人により日本に運ばれ流行することです。人にウイルス病を感染させる一番の原因動物は、人間です。すでに、国内の、しかもひっそりと少しづつ飼われている学校のニワトリたちの問題からは、全くはなれた事態になっています。

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●人の新型インフルエンザウイルスは日本ではなく、海外で生まれる

今、東南アジア・中国などで鳥同志の感染が続いて、時々人にも感染しています。

それで、世界がこの地域から新型インフルエンザが発生し、それが世界に拡散したときに、大流行と多くの犠牲者がでることになると恐れています。

学者は新型インフルエンザウイルスが、国内の鳥から発生することは心配していません。つまり、日本では平成16年の流行期とは異なり、今は国内でのH5N1型鳥インフルエンザの発生がないからです。現在の国内の学校のニワトリへの警戒は意味のないことです。

もしも人の新型ウイルスが発生したら、もうニワトリの問題ではなく、病気の人がウイルスを運ぶことを警戒する訳で、すでに人の問題になっています。

また、元気なニワトリ自体が突然この病気になり、人に移すのではありません。必ず東南アジアや中国など?他の国からの、人や輸入品・輸入鳥を介した感染の原因があるわけです。野鳥も感染経路として疑われていますが、日本ではまだ証明されていません。

茨城を中心とした低病原性鳥インフルエンザの発生は、国が禁止しているワクチンを畜主がこっそり打ったことによるのだろうと、考えられています。鳥を病気で失いたくないためだったと想像されます。が、国はワクチンで抗体を持ったものも、すべて処分に決めています。それは日本全体の養鶏業を守るために行われています。人への健康被害は心配していません。

●日本のニワトリから直接人に感染するか?

もともと病鳥からの直接的な人への感染は殆どないのですが、もしもニワトリたちに病気がうつったとしても、小学校ではニワトリが過密に飼われてもおらず、外気が通う環境ですので、養鶏場のように人が狭い閉鎖鶏舎に入って、舞い上がる大量の糞を吸い込むこともありません。それで、小学校などのニワトリたちが、人に健康被害を与えることは殆ど心配されていません。

それに、あの2年前の大規模鶏舎での事例(鶏がどんどん感染し次々と死んでいた、つまりウイルスの入っている糞が粉になって舞い上がってただろう中で、かなり長い間、毎日従業員がマスクなしで作業していた)でも人への健康被害はありませんでした。

東南アジアなどの人への感染例は、ワクチンなどで症状が見えなくなっている病鶏が沢山いる中で生活している人や、その病鳥を食べた人たちです。物理的にそのような鳥の腸内容(糞)を大量に吸い込んだり、口に入れてしまったと考えられています。肉やタマゴは大丈夫ですが、生きた病鳥を調理した際の腸管の処理や、まな板などの処置に問題があったのでしょう。

つまり 日本がそのような状態(病気の鳥が沢山いる中で人が生活し、あるいは、それぞれの家庭で生きた鳥を購入して、さばいて食べる習慣)にあるなら、鳥に警戒しなくてはなりませんが、現在は、国内にこのH5N1型とりインフルエンザウイルスの発生もありません。


そういう訳で、日本では学校の鶏たちを危険と考えている学者はいません。考える議題にものせていません。

農水省は国の養鶏産業を心配し、厚労省は、外国からの人の新型インフルエンザウイルスの進入を心配して、行動計画をたて、発信しています。

●この冬にインフルエンザにかかるかもしれないからといって、人を隔離しますか?

高病原性インフルエンザが発生していない日本で、鶏達を現時点で隔離することは、「今 病気ではない人を、この冬にインフルエンザにかかるだろうから、今から隔離しておく」と、同じことで、科学的な処置とは言えません。

●学校は地域に正しい知識を発信する場所

学校は 非科学的なことを子どもたちに発信するのではなく、しっかりした科学的な冷静な視点を養うようにしなければならないでしょう。

「保護者が文句を言ってきたので、すぐに鶏たちを排除する」とか、「将来危険があるから、今まで子どもたちが可愛がってきた鳥をよそにやってしまう」などの、愛情もない、しかも非科学的な処置ではなく、
「動物の病気について知識のある獣医師の支援を得て、愛情を大事にして、かつ科学的な処置」を 子どもに見せていただきたいと思っています。

学校は 教育の発信場所ですから、子どもたちに科学的な対応を伝えれば、その保護者が落ち着き、やがて地域全体が落ち着くでしょう。学校は地域のセンターと言えます。

●なによりマスコミの方にお願い

子どもたちの愛情を大事にして、また生命尊重の気持ちを培うように、この問題を慎重に扱い、誤解を招かないように、科学的な報道をお願い致します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
@雑誌記事紹介

1 初等理科教育11月号の記事
学校の動物はいま「凶暴チャボとのつき合いから」
ー無知は偏見を呼び、思考を停止させるー
http://www.ruralnet.or.jp/rika/index.html

2 建築や設計関係の雑誌 BIOーCity 「子ども勝手の環境づくり」特集号
http://www.biocity.co.jp/ 

に中川への取材記事が掲載されました。

もしも、入手なさる場合は、
「全国学校飼育動物研究会、あるいは中川情報メールの関係者」と明記すれば送料(通常300円)が無料になるそうです。

*******************
全国学校飼育動物研究会 
事務局長 中川 美穂子
「学校飼育動物を考えるページ」
http://www.vets.ne.jp/‾school/pets/
「学校飼育動物研究会」 
http://www.vets.ne.jp/‾school/pets/siikukenkyukai.htm
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全国学校獣医師連絡協議会(CAS) 主宰 
お茶の水女子大学 子ども発達教育研究センター 研究協力員
日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員会 (動物介在教育支援)
********************


唐澤豊@唐澤塾
http://sohmokutoh.blog9.fc2.com/
http://www.irisa.com/jp/
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PROFILE
唐澤 豊
  • Author:唐澤 豊
  • 還暦を期に長髪から一気に坊主頭にしました。これから20年間、第2の成人を迎えるまではこれでいこうと思います。でもやっぱり冬は寒いし、夏は暑いので、帽子を愛用しています。
    ●情報通信業界の米国系企業を中心に40年間、営業以外の仕事はほとんど経験。技術以外には、マーケティング・ブランディング、組織論、人事評価制度、企業文化なども経験。今まで3つ会社を始めましたが、被買収・売却などの後、4つ目の会社を後任に任せたところで、一昨年、仲間2人ともうひとつ会社を設立し、非言語コミュニケーションのサービスを開発中です。
    ●経営労働管理士。日本躾の会理事。
    ●音楽(ビートルズ、S&G、フォーク、ニューミュージック等)、グラフィックデザイン、水彩画を趣味とするので、マルチメディア技術の活用に大いに期待しています。読書、宇宙の真理探求が最近の趣味。ストレッチ、真向法、西勝造先生の西式健康法を実践中。
    ●故津留晃一さんの著作や講演録(CD)に触れて「人生の目的は体験することである」ということに納得しています。
    ●詳しいプロフィールは「自己紹介」のカテゴリーにあります。
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