唐澤塾
唐澤豊が情報通信技術+経営術+人生術+創造性を中心に一期一会を追求する私塾
入社3年以内の離職率が35.7%!
厚生労働省の「新規学校卒業者の就職離職状況調査結果」によると、
1993年学卒就職者の入社3年以内の離職率24.3%が、
2003年卒になると35.7%に増加しているとのことだ。

これでも5年前の新卒の調査だから、今はもっと増えているかも知れない。
最近は「第二新卒」なる言葉も一般化して来たようだが、
それだけ、転職する若者が多くなったということだろう。

転職すること自体は悪いことではなく、
シリコンバレーでは1つの会社で働くのは平均3年くらいというのが常識だったから、
日本もようやく労働流通性が上がって来たということだろう。

私がシリコンバレーに滞在したのは1979年のことだし、
米国企業の仕事をしていたのは1999年までだから、
現在はもっと流動が早くなったのかどうかは定かではないが、
多分それほど変わってはいないだろうと思う。

日本でも「石の上にも3年」という言葉があるように、
多少の問題があっても3年くらいは我慢してやってみて、
それでも駄目だったら転職するという考えや、
ひとつの仕事を3年もすれば一人前にならなければいけない、
といった考えがあって、3年というのが転職するしないの判断の
ひとつの目処になっているのではないかと思う。

しかし、日本の場合、学生が企業のことを余りにも知らなさ過ぎる
ということも第二新卒が増える理由ではないかと思う。

就職先は、上場している有名企業かどうかで判断するのではなく、
何にどう取り組んでいるのか?
何をやらせてくれるのか?
どういう企業文化なのか?
といったことを事前によく調べて選択するべきである。
一番重要なことは企業文化が自分の考え方に合っているかどうかである。

また、基本的には売上高や従業員数ではなく、
成長率と利益率を比較検討してみる必要がある。

成長している企業は新しい仕事がどんどん生まれる一方、
常に人材不足になるので、
面白い仕事ができるチャンスが高いわけである。

私は今まで会社を選ぶ時は大体、社員が50人以下の企業にして来た。
それぞれの企業は現在4000人とか800人とかの規模になっているから
選択は間違っていなかったと思っている。

それに比べて大企業は成長率は低く、
如何に市場を守るか、
コストを減らすか、
ということが中心になるから、
新しい仕事や面白い仕事は少ないと考えなければならない。
そうした中で創意工夫して利益を確保することが面白いんだ、
あるいは、大きな金額を扱うことが楽しいんだ、
という人も居るだろう。
そういう人たちだけは大企業に向いているが、
将来の夢に胸を膨らませて入社する多くの新卒には
大企業は余り楽しい仕事ができるところではないはずである。

親の脛をかじって大学に行かせて貰った学生にとっては
自分が行きたいと思った企業は親に反対されて行けなくなった
という例を私も採用する側で何度も経験している。

卒業して独り立ちしようとするならば、
自分の将来は親の反対を押し切ってでも自分で決めなくてどうする!?
と思うから、そういう学生はちょっと惜しいなあ~と思いつつも
こちらから願い下げだ。

それから、シリコンバレーで働いている人たちは
自分のキャリアー・パスをよく考えて計画している。

最初の3年は技術をやり、
次にMBAを取りに大学院に2年通い、
それから別の会社でマーケティングを3年やり、
次はまた別の会社で営業になるか、管理職の仕事に就くか、
といったことを考え、計画的に転職している。

大抵の場合、他社で3年仕事をしてから
元の会社に戻って来ると、
同じ会社で3年間働いていた同僚よりも
報酬は多くなるのである。
採用する側も、あの会社で3年間やって来たのならいいだろう、
ということで待遇もそれなりのものを与えることになる。

日本の学生や若者たちはもっとそういったことを学んで、
自分のキャリアーパスを計画すべきである。
最近はそういうことを支援するキャリアー・コンサルタントも増えているようだから、
外部のそうした専門家に相談するのも良いだろう。

唐澤豊@唐澤塾
スポンサーサイト

この記事に対するコメント
ひとを見る目
やっぱり、人数が多くなると、行き届かないのですか?
私は去年モデルの仕事を、したときに、会社を拡大する。
と社長がいっていたので、メールで、やめたほうがいいと、
訴えました。その後、経費削減で、3ヶ月で、モデル、クビになり、
しかも、2ヵ月後、ランクアップし、雑誌のモデルを募集し始めました。
安く今後使い捨てしたうえに、来シーズンの予想や、
企画までやって、実行し、使ったので、そんなことが二度と
繰り返さないように、あっせんしましたが、断られました。
私は絵はがき作家ですが、続けるために細くやってきましたが、
少し軌道にのってきたので、もうひとふんばりがんばってみようと実行しています。

【2008/02/02 23:37】 URL | 4090 #- [ 編集]

ひとりで管理できるのは限られている
人と組織を管理する場合、どれくらいまで目を行き届かせて、ちゃんと管理できるかは、その人の器によると思いますが、多くても50人くらいではないかと思います。ヨーロッパの企業では、そのため、社員が50人を超えたら、分社して数百の子会社を経営のプロ集団が支援するという体制で成功しているところがあるとのことです。
最近の小学校なども、1クラスが20人くらいと少なくしているそうですが、我々の頃は50人くらいでした。それでも昔の先生はちゃんと生徒を見ることが出来たのに、今の先生は20人~30人でも管理しきれない、なぜなら目は2つしか無いからと屁理屈を言っているようです(私の娘の小学校の担任がそうでした)。
子育ても、ひとりの子どもにはひとりの大人が必要という考えもあるようですが、過保護や過干渉になることの方が多いのではないかとも思います。
最近の日本企業の経営者の中には体育会の訓練のように倒れるまで働かせ、それで駄目な従業員は使い捨てればいいんだ、残った人間だけでやっていけばいいんだという考えでやっている場合を結構耳にしますが、それでは長続きしないと思います。
「継続は力なり」という言葉がありますが、企業が長期継続するためには、それなりにしっかりしたビジョン・企業文化・仕組みがあり、それに共鳴する人材が揃っている必要があると思います。
【2008/02/03 18:16】 URL | 豊 #- [ 編集]

豊さんに逢えて本当によかった。
そうか、過保護、過干渉、  過干渉は、生徒の子どもにもあり、
私のことを、先回りして、ふざけて、馬鹿にして、調子乗ってやっていたので、
私が、後からまねする必要もなし、まねなんかしたくもなし。という感じでした。
今とは、また違った感じでした。
一方的にお話されることが多く、言い返せない環境だった上、始終うるさいので、
私が入る余地なし、考えるひまもなし、身体もなしという感じでした。

整理できたので今日もよかった。ありがとうございました。
【2008/02/04 13:59】 URL | 4090 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://karasawajuku.blog10.fc2.com/tb.php/715-99d63f1b

PROFILE
唐澤 豊
  • Author:唐澤 豊
  • 還暦を期に長髪から一気に坊主頭にしました。これから20年間、第2の成人を迎えるまではこれでいこうと思います。でもやっぱり冬は寒いし、夏は暑いので、帽子を愛用しています。
    ●情報通信業界の米国系企業を中心に40年間、営業以外の仕事はほとんど経験。技術以外には、マーケティング・ブランディング、組織論、人事評価制度、企業文化なども経験。今まで3つ会社を始めましたが、被買収・売却などの後、4つ目の会社を後任に任せたところで、一昨年、仲間2人ともうひとつ会社を設立し、非言語コミュニケーションのサービスを開発中です。
    ●経営労働管理士。日本躾の会理事。
    ●音楽(ビートルズ、S&G、フォーク、ニューミュージック等)、グラフィックデザイン、水彩画を趣味とするので、マルチメディア技術の活用に大いに期待しています。読書、宇宙の真理探求が最近の趣味。ストレッチ、真向法、西勝造先生の西式健康法を実践中。
    ●故津留晃一さんの著作や講演録(CD)に触れて「人生の目的は体験することである」ということに納得しています。
    ●詳しいプロフィールは「自己紹介」のカテゴリーにあります。
  • RSS


  • CALENDER
    09 | 2017/10 | 11
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -



    RECENT ENTRIES
  • 妻の49日(10/18)
  • 躾は能力に勝つ(06/28)
  • 河合弘之弁護士が監督したドキュメンタリー映画「日本と再生」は必見(03/30)
  • かにひら(02/03)
  • コンピューターは人間を超えるか?(10/31)
  • 全ての原発は廃炉にするしかない!(10/27)
  • 躾読本「しあわせに生きる」を冨山房インターナショナルから11月3日発売(10/26)
  • ITのメリット・デメリット(後編)(09/28)
  • ITのメリット・デメリット(全編)(09/22)
  • ブログ「情報通信今昔 / ICT Now & Ago」を始めました(09/20)


  • RECENT COMMENTS
  • 唐澤 豊(08/18)
  • Passer-by(09/12)
  • たけし(05/01)
  • 賀川一枝(10/28)
  • negishi rokurou(11/17)
  • 訪問者(11/17)
  • noga(07/22)
  • 唐澤(04/22)
  • 訪問者(04/22)
  • 唐澤 豊(11/11)


  • RECENT TRACKBACKS
  • 芸スポ総合+:【サッカー/女子】成績不振のなでしこジャパン「真っ白な顔をしてブランドバッグを持って歩いとる」と不安視される(NEWSポストセブン)(07/27)
  • 【2chまとめ】ニュース速報嫌儲版:イラク兵から悪魔と恐れられたアメリカ最強の狙撃手が狙撃され死亡(02/04)
  • ☆ 魔法の巻き物! ☆:すべてのツイートが保存される。(07/11)
  • JK1CWRのHAM Log:04.10 最近、迷惑に思うモノ・・・(04/10)
  • 論理的な独り言:ホンダのF1事業撤退から考察する自動車企業の在り方(12/15)
  • HPO:機密日誌:ネット通貨の勉強会の報告と人に残された時間(11/09)
  • クチコミブログをピックアップ:「mixi 規約」についてのクチコミブログをピックアップ(03/20)
  • 温暖化防止おひさまファンド ブログ:出資説明会をはじめました。(01/23)
  • めいの部屋:yahoo(12/28)
  • 囲碁の知識:(10/24)


  • ARCHIVES
  • 2017年10月 (1)
  • 2017年06月 (1)
  • 2017年03月 (1)
  • 2017年02月 (1)
  • 2016年10月 (3)
  • 2016年09月 (3)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年02月 (2)
  • 2014年10月 (1)
  • 2014年08月 (3)
  • 2014年06月 (2)
  • 2014年04月 (2)
  • 2014年02月 (1)
  • 2014年01月 (1)
  • 2013年12月 (1)
  • 2013年11月 (1)
  • 2013年10月 (12)
  • 2013年09月 (8)
  • 2013年06月 (1)
  • 2013年04月 (1)
  • 2013年03月 (1)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (4)
  • 2012年09月 (2)
  • 2012年08月 (1)
  • 2012年07月 (3)
  • 2012年06月 (4)
  • 2012年04月 (3)
  • 2012年02月 (1)
  • 2012年01月 (1)
  • 2011年12月 (2)
  • 2011年11月 (2)
  • 2011年09月 (3)
  • 2011年08月 (10)
  • 2011年07月 (13)
  • 2011年06月 (10)
  • 2011年05月 (12)
  • 2011年04月 (18)
  • 2011年03月 (5)
  • 2011年02月 (1)
  • 2011年01月 (2)
  • 2010年12月 (1)
  • 2010年11月 (1)
  • 2010年10月 (4)
  • 2010年09月 (3)
  • 2010年08月 (2)
  • 2010年07月 (3)
  • 2010年05月 (2)
  • 2010年04月 (7)
  • 2010年02月 (5)
  • 2010年01月 (2)
  • 2009年12月 (3)
  • 2009年11月 (3)
  • 2009年10月 (6)
  • 2009年09月 (6)
  • 2009年08月 (12)
  • 2009年07月 (4)
  • 2009年06月 (5)
  • 2009年05月 (5)
  • 2009年04月 (1)
  • 2009年03月 (4)
  • 2009年02月 (4)
  • 2009年01月 (6)
  • 2008年12月 (8)
  • 2008年11月 (9)
  • 2008年10月 (7)
  • 2008年09月 (13)
  • 2008年08月 (7)
  • 2008年07月 (7)
  • 2008年06月 (3)
  • 2008年05月 (11)
  • 2008年04月 (10)
  • 2008年03月 (10)
  • 2008年02月 (11)
  • 2008年01月 (12)
  • 2007年12月 (10)
  • 2007年11月 (7)
  • 2007年10月 (12)
  • 2007年09月 (14)
  • 2007年08月 (17)
  • 2007年07月 (11)
  • 2007年06月 (22)
  • 2007年05月 (18)
  • 2007年04月 (12)
  • 2007年03月 (7)
  • 2007年02月 (8)
  • 2007年01月 (17)
  • 2006年12月 (1)
  • 2006年11月 (8)
  • 2006年10月 (5)
  • 2006年09月 (8)
  • 2006年08月 (4)
  • 2006年07月 (7)
  • 2006年06月 (2)
  • 2006年05月 (8)
  • 2006年04月 (19)
  • 2006年03月 (28)
  • 2006年02月 (28)
  • 2006年01月 (32)
  • 2005年12月 (31)
  • 2005年11月 (30)
  • 2005年10月 (34)
  • 2005年09月 (43)
  • 2005年08月 (40)
  • 2005年07月 (44)
  • 2005年06月 (39)
  • 2005年05月 (27)
  • 2005年04月 (5)
  • 2005年03月 (4)
  • 2005年02月 (4)
  • 2005年01月 (4)
  • 2004年12月 (5)
  • 2004年11月 (4)
  • 2004年10月 (5)
  • 2004年09月 (4)
  • 2004年08月 (4)
  • 2004年07月 (5)
  • 2004年06月 (4)
  • 2004年05月 (4)
  • 2004年04月 (1)
  • 2004年03月 (1)
  • 2004年02月 (1)
  • 2003年11月 (1)
  • 2003年09月 (1)
  • 2003年08月 (3)
  • 2003年07月 (4)
  • 2003年06月 (4)
  • 2003年05月 (5)
  • 2003年04月 (3)
  • 2003年03月 (3)
  • 2003年02月 (2)
  • 2003年01月 (4)
  • 2002年12月 (3)
  • 2002年11月 (5)
  • 2002年10月 (4)
  • 1994年04月 (3)
  • 1901年12月 (1)


  • CATEGORY
  • 計象(百年の計) (10)
  • 神象(神とコンピューター) (32)
  • 信象(思想・信条・所信・哲学) (63)
  • 心象(文化・芸術・民俗・民芸) (61)
  • 天象(自然・環境・天文・気象) (36)
  • 身象(運動・医療・食事・健康) (33)
  • 風象(他者発信情報紹介・論評) (356)
  • 事象(祭事・催事・行事・告知) (104)
  • 智象(学習・教育・教養・倫理) (27)
  • 万象(政治・経済・社会・其他) (41)
  • 業象(組織・人事・経営・起業) (26)
  • 去象(電子郵便誌の配信記録) (98)
  • 法象(知財/教育/商/税/憲法等) (19)
  • 卒象(過去の寄稿・投稿文等) (97)
  • 推薦図書 (33)
  • 自己紹介(詳細版) (1)


  • LINKS
  • もうひとつのブログ「情報通信今昔」
  • もうひとつのブログ:デジタル写真版俳画の「e俳画@浅草」
  • 信奉する「津留晃一の世界」
  • 食事・運動など生活全般に渡る「西式健康法」
  • 日本躾の会:理事
  • アナザーソリューションを提供する「リンフネット」
  • 2011.3.11 福島第一原発切抜帖
  • 管理者


  • SEARCH